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雨上がり アスファルトに 映る空 雲も散れ散れ 雨も良きかな

世間はホワイトデーですが、僕の住む街には雨が降っています。

 

やっぱり「晴れた日より雨降りの日の方が好き」って人は少ないんじゃないかなと思いますね。関係ないですが、前回の記事に書いたこの口調が好きで、この「誰かに話しかけるような書き方」でこれからブログを書いていこうかなと思った次第であります。

 

さあ、そんな雨の日もインドア派(?)の僕は家にじっとしています。雨って基本的にあまり好きじゃないのですが、良い雨もあるなって最近は思います。しとしと降る雨の日、ザーザー降りの日、豪雨と強風の日…

まだ早いですが、台風が近づいて大雨が降ると思い出すのが「台風のノルダ」という映画です。あらすじも内容もここでは書かないことにしますが、面白い作品です。大雨の日に主人公が女の子と出会うところが好きです。僕の住む街にも夏は台風が何度もやってきますが、学校に待機しなさいと言われたことはほとんどありませんでした。小中高、どちらかというと自宅待機が多かったですね。

高校に入ってから気づいたことですが、自宅待機って特別ですよね。どうやら僕は学校が好きみたいで、友達と話したり放課後残ったりするのが好きなようです。そんな僕にとって「自宅待機」っていうのは、休みになった嬉しさと友達に会えない残念感が入り混じって複雑な気分になるものです。僕の住む街は年に一度雪が降って積もるか積もらないか、ぐらいの気候なのですが、高校のある時、雪で電車が止まって途中で帰らされた日がありました。あの日会えた友達は電車通学の数人だけ。会いたい人もたくさんいましたが、仕方なく友達と雪で遊びながら帰りました。

僕は思いっきり降る豪雨の日は、学校が休みになるかもしれないと期待できて好きだったのですが、どうしても中途半端に強い雨が降る日を今でも好きにはなれませんでした。「降るなら降れ。やむならやめ」と思ってしまいます。しとしと降る雨は好きです。晴れの日より少し暗くて、雨の音を聞いていればどことなくセンチメンタルな気分になっちゃいますよね。

 

でも高校の時にある友達がいて、その人のことが好きだったんです。この前も会って話す機会があったのですが、少し緊張してうまく話せなかったです。それを思うと今でも好きなのかもしれないですね。少なくとも友達としてとても尊敬して憧れている人なんです。僕が雨の日を好きになった理由はその人にあるのかなって思います。その人と長く話した日や初めて二人きりで帰った日があって、その日はいつも雨でした。その人と学校で何か面白いこと、楽しいこと、いろいろ話したりした日はほとんど雨の日が多くて、雨が降るとその日のことを思い出せるんです。そのことに気づいたときは「あぁ、雨の日も悪くないな」って思えました。

 

そして僕が雨が好きになるもう一つの理由。それは雨上がりのアスファルトにできた大きな水たまりに、流れる雲や青空が映るその景色がとても綺麗で好きだからです。